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塗料による樹脂の衝撃特性変化

◎試験内容:塗料による樹脂の衝撃特性変化
◎使用装置:IM10シリーズ
◎ユーザー:自動車シートメーカー(フランス)

試験の目的

自動車のスポイラーが簡単に割れる損傷が多発。ベースの樹脂ではなく塗料が衝撃特性に影響を与えている可能性が高く、塗膜の厚みや塗料の種類による影響を評価。ISO6603-2に準拠した板状サンプルに塗膜の厚みや塗料を変更したサンプル片を作成。

試験の方法

ISO6603-2に準拠した多軸衝撃試験(貫通衝撃)を実施。
塗膜の厚みと塗料を様々に組み合わせた100mm x 100mmの板状サンプルを用意。
グラフは塗装されていない樹脂のみのサンプルと「下塗り」を施したサンプル、「下塗り・上塗り」を施した3種類の測定データを表示しています。

試験の結果

予想通りに塗装の工程が進むほど衝撃特性が低下する脆化が明らかとなりました。ベースとなる樹脂が同じため、荷重の立ち上がりは近似しています。樹脂単体では破断するまでに大きな変位を伴い、より大きな衝撃エネルギーを吸収しますが、塗りが重ねられるほど、サンプルの変位は低下し、発生する最大荷重も低下することが確認されました。このデータを基に最適な塗料・塗膜厚みの検討が行われています。